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長期金利の乱高下、今後も 生保の国債離れなど要因


 国債市場で、長期金利の利回りが乱高下している。生命保険会社などが国債購入を手控え、外債投資にシフトするなど、買い手が少なくなったことに加え、日銀の追加緩和期待の後退が原因とする声も出ている。長期金利の利回りは、日銀が異次元の金融緩和を進めてきた結果、「もはや適正水準が分からない」と見る向きもあり、今後も乱高下を続けそうだ。

 長期金利の指標となる新発10年債(337回債、表面利率0.3%)の利回りは、1月20日に一時0.195%となり、初めて0.2%台を割り込んだ。その後、今月5日には、一時0.400%まで上昇。9日の終値利回りは、前週末より0.020%高い0.355%だった。

 これを受けて、みずほ銀行は9日、企業向け長期貸出金利の目安となる長期プライムレート(優遇貸出金利)を、現行より0.10%引き上げ年1.15%にすると発表した。

 金利が乱高下する要因には、生保各社の国債離れを指摘する声が大きい。生命保険協会によると、昨年11月末時点の生保の保有する国債残高は148兆9609億円。前年同月比で6066億円減っており、国債の買い手がつかなくなって債券市場では国債利回りが乱高下しやすくなっているというのが背景の一つとみられている。

 大手生保の運用担当者は、「指標となる10年債の適正は0.8%とみている。戻ってきたとはいえ、利回り0.3%程度の長期国債に投資先としての魅力は少ない」と嘆く。

 加えて、乱高下の要因を「日銀の追加緩和期待の後退」と指摘する声もある。これまで日銀は、目標として掲げる「2%の物価上昇率」の早期実現に向けて、「進んでいなければ躊躇(ちゅうちょ)なく(金融政策を)調整する」(黒田東彦総裁)と強調してきた。だが、1月20~21日の金融政策決定会合では、15年度の上昇率を1.7%から1.0%に下方修正。それにもかかわらず、追加緩和をしなかった。これに対し、市場は日銀が国債を買うことに安心しきると、はしごを外されるかもしれないとの判断もあったとされ「国債に投資する一部の機関投資家が離れた」(楽天証券経済研究所の窪田真之チーフ・ストラテジスト)とみている。

 日銀への不信感は、日銀自体に問題があるというよりも、スイス中央銀行が突如、為替レートの上限を撤廃したことで、「中央銀行の信認が失墜したことによる連想」(大手銀関係者)との声も出ている。(飯田耕司)



引用:長期金利の乱高下、今後も 生保の国債離れなど要因




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